レイダース/失われたアーク
《聖櫃》
Raiders of the Lost Ark
インディ・ジョーンズの模型
監督スティーヴン・スピルバーグ
脚本ローレンス・カスダン
原案ジョージ・ルーカス
フィリップ・カウフマン
製作フランク・マーシャル
製作総指揮ジョージ・ルーカス
ハワード・G・カザンジャン
出演者ハリソン・フォード
カレン・アレン
ジョン・リス=デイヴィス
ポール・フリーマン
ロナルド・レイシー
ヴォルフ・カーラー
アンソニー・ヒギンズ
『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』[注釈 1](レイダース/うしなわれたアーク、英: Raiders of the Lost Ark)は、1981年に公開されたアメリカ合衆国の映画。ジョージ・ルーカスとフィリップ・カウフマンの原案をもとに、スティーヴン・スピルバーグが監督を務めた。出演はハリソン・フォード、カレン・アレン、ポール・フリーマンなど。第二次世界大戦前の1936年を舞台に、フォード演じる考古学者のインディアナ・ジョーンズが、神秘の力を宿すと伝わる「聖櫃」を巡りナチス・ドイツとの争奪戦を繰り広げる冒険活劇で、後に続く「インディ・ジョーンズ」シリーズの1作目である。
映画史に残る名作の1つとして知られる。初公開時の1981年最高興行収入を記録するなど成功を収め、アカデミー賞5部門、サターン賞7部門など多数の賞に受賞・ノミネートされた。また、大衆文化にも大きな影響を与える人気となり、公開後には『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(1984年)、『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(1989年)、『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008年)、『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』(2023年)の4作のほか、テレビシリーズ、ビデオゲーム、テーマパークのアトラクションなど多くの続編やスピンオフが製作されている。
1999年、「文化的・歴史的・芸術的にきわめて高い価値を持つ」とみなされアメリカ国立フィルム登録簿に登録された[3][4]。 1936年、プリンストン大学で教鞭を執る高名な考古学者インディアナ・ジョーンズ教授(インディ)は、愛用のハットと鞭を手にして秘境や遺跡を探検する冒険家であり、世界中の宝物を探して発見するという凄腕のトレジャーハンターでもあった。 南アメリカの森からホヴィト族の追跡を感じながらチャチャポヤンの遺跡へ向かうところから始まる。トラップを熟知し、それらをくぐりぬけ、ゴールデンアイドル
ストーリー
後日、アメリカ陸軍情報部よりインディの下にナチス・ドイツがエジプト・カイロ近郊のタニスの遺跡を発見して聖櫃(アーク)の発掘に着手したという情報が舞い込む。また情報部が傍受したドイツ軍の電報によれば、聖櫃の在り処を示す重大な手がかり、ラーの杖飾りは、インディの恩師であるアブナー・レイヴンウッド教授の手にあるという。何としてでもナチスより先に聖櫃を手に入れろとの依頼を受け、インディは聖櫃の争奪戦に臨む。その頃べロックは、ドイツ国防軍聖櫃発掘部隊の指揮官であるヘルマン・ディートリッヒ大佐と共に、タニスの発掘現場へと送り込まれていた。
インディはアブナーの日記を手がかりに、一路ネパール・ヒマラヤ山脈奥地の寒村へと向かう。彼の娘であり、かつてインディの恋人でもあったマリオン・レイヴンウッドが営む酒場を訪れるが、既にアブナーは死亡していた。マリオンも今やインディに協力的ではなく、また明日来るようにと言って彼を追い返すが、直後にインディを尾行していたゲシュタポのエージェントアーノルド・エルンスト・トートらが酒場に現れ、マリオンに杖飾りを渡すように強要する。トートはマリオンの目を火かき棒で焼き潰そうとするも、間一髪でインディが現れてこれを阻止。炎に包まれた酒場での銃撃戦の中、トートは炎に炙られていた杖飾りを見つけて拾い上げるものの、手のひらに火傷を負い、あまりの苦痛に杖飾りを手放して店を飛び出してしまう。結局、店は焼け落ちて、杖飾りを取り戻したマリオンはインディと共にエジプトへと向かうのであった。
カイロに到着したインディは、友人の発掘王サラーを頼りに、タニス発掘の情報を集める。